設立趣旨書

パーソナルコンピュータは,携帯電話などと共に情報化の流れを加速する大きな原動力となりました。そして,パーソナルコンピュータは情報を処理するツールとして,また,コミュニケーションを支援するメディアとして市民生活に深く関わっています。今後もパーソナルコンピュータの利用技術は社会の要請によって更に進歩,高度化していくと予想されます。

しかしながら,広く不特定の一般市民を対象として,専門的にパーソナルコンピュータの利用技術に関する調査及び研究を行う仕組みが現在の社会に欠けていることが,パーソナルコンピュータの利用技術に関する学術研究の発展を阻害していると本会の設立発起人らは考えております。研究者や学生ばかりでなく,産業人,学校の生徒や児童,あるいは一般の利用者など,不特定多数のパーソナルコンピュータに関する知識や技術を更に深める意欲と知識を有する人たちが幅広く交流し,パーソナルコンピュータ利用技術の向上が図られるようにすることが望まれます。

本会の設立発起人は,学校教育関係者やコンピュータ関連産業の関係者で構成され,これまで各自の立場であるいは他団体の活動を通してパーソナルコンピュータの利用技術の発展のため長きにわたって活動を続けてきました。しかし,これらの活動に対する社会の要請が高まり,その活動の社会的な責任が大きくなるにつれて、個々の活動を集約して一つの団体として活動することが不可欠であるとの結論に至り,ここに特定非営利活動法人パーソナルコンピュータ利用技術学会を設立することになりました。

本会は,広く不特定の一般市民を対象として,パーソナルコンピュータの利用技術に関する調査及び研究,普及啓発,情報の収集及び提供等を行うことにより,パーソナルコンピュータ利用技術に関する研究を盛んにし,また情報リテラシー(コンピュータを扱う基本的能力)の涵養を図ることで,我が国情報化社会の健全な発展と学術文化の向上発展に寄与することを目的としています。

この目的の達成に向けて,本会は,会員によるボランティア活動を主体として,不特定多数のパーソナルコンピュータ利用者に研究の機会を提供する社会貢献活動を推進していくこと,そして,その社会的責任を全うしていくこと,そのためには,まさに特定非営利活動法人という法人格をもつ組織として活動することが必須であると考えます。

 

平成22年3月28日

代表者山下 倫範